初めまして。
車椅子・介護生活の情報ブログ「 日々是好日 -ひびこれこうじつ- 」管理人の下村えりと申します。
幼少期から学生時代にかけてはスポーツ一色の日々で、バレーボールの名門校、下北沢成徳で中・高と(鬼)キャプテンを務めていました(笑)
卒業後は兼ねてから希望していた海外の大学に留学し、人生で初めてスポーツ以外の自由な日々を謳歌しました。
そんな留学中にひょんなきっかけを経たことで「ファッションモデルになる!」と言う大それた野望を掲げ、思い立ったら一直線の特性が爆発🔥
死に物狂いで努力と行動を重ねた結果、なんとかこんとかショーモデルの最高峰、パリコレクションへの切符を掴んだりもしました。
そんな、自己実現に燃えていた10代から20代前半。
ある日、日常が一変しました。
私が25歳の時に、母親が交通事故により障害を負い「障害1級・要介護5」というこの国で定められる最重度の障害を負うことになったのです。以来13年間の在宅介護に取り組み、今や齢38にして介護のプロフェッショナル(笑)
26歳の時に「この状況下で働ける環境を手に入れるには、自分で作り出す以外ない!」とweb制作を学び起業。
美容ヘルスケアのプロフェッショナルを集めたメディアコマース「美ノ匠」や、シェアサロン運営を経て、今回そもそもの根幹となる介護情報を発信すべく「ひびこれ」立ち上げに至りました。
そんな私が常日頃から持つ大きな違和感。
それは世の中の多くのメディアが介護をまるで「この世の終わり」「悲壮感漂う最果ての悲劇」かのように扱うことです。
確かに障害を持ち介護が必要な生活には「不便」が多いと言えます。しかし、当たり前の毎日が当たり前でなくなった時、人は初めてたわいもない日常に感謝することができ、ひとつひとつの出来事により豊かな感性を抱くことができるのではないでしょうか。
ひょっとしたらそれは、何事もなく健康だった日々以上に尊いものだとすら思えるのです。
「後悔先に立たず」
「親孝行したい時に親はなし」
という言葉があります。
介護に取り組める時間は、大切な両親やパートナーにもう二度と会えなくなってから後悔をする前に孝行ができる、いわば
「人生のギフトタイム」。
そんな時間をただ辛く悲しいものとして捉えるのではなく、良い日も悪い日も含め全てが好日という
「日々是好日」
の精神で一日一日を大切に過ごせるよう、私たち家族が長い年月の試行錯誤を繰り返し見出してきた、介護を楽にする裏ワザ、「もっと早く使っていれば!」という便利グッズ、車椅子でも安心してお出かけできるスポットなどなど、知っていることで介護生活がもっと豊かに、楽しくなるコンテンツをお届けしたいと思います。
コメント